男性専門体操教室 BBS: best body senior

~診察ついでに運動していきませんか~

理学療法士が自己ストレッチ、全身運動の指導を行います

 

当院リハビリ科では、外来通院の患者様や地域の方々に対して

 

男性限定の体操教室を毎月1回、第2水曜日に行わせて頂いております 

 

 

 

Q&A なぜ男性限定?

 

 男性限定にした経緯の1つに、定年退職した男性の社会参加率低下が挙げられます。厚労省が2013に発表した65歳以上の介護保険認定率では、80歳以上の6割が要介護者、その中でも女性は男性に比べ平均で5歳早く要介護となっています。

 

 そのなかでも年齢別受給者数(実際に介護保険を使っている人)は認定者数656万人のうち493万人、およ

1割弱の方がサービス利用していないことになります。特に男性は65歳以上男性であってもサービス利用

いる方が5割を超えることはなく、85歳以上では女性が男性の34倍となっており、男性の再社会参加す

る割合は低くなっているのが現状です。これは女性の平均年齢が約6歳男性より長い事も要因ですが、それ以

前に下記の図のように、狩猟民族の時代から根本的な性差が認められていると考えます。

 

<男性>

 ・狩猟採集民族時代

  闘争、権力、社会的地位を確立し子孫繁栄、家族を守っ 

ていた。

 ・現在

  会社、家庭の中での尊厳が高い
 →加齢・退職によ
りその尊厳が低く見られがち

 

 

<女性>

 ・狩猟採集民族時代

  男性がいない間、共同生活の中で共感し、女性の仲間と  

子育てを行っていた

 ・現在 

 近所・家庭の中で協調性が求められる

  →協調性が高い傾向


  また、内閣府が公表している「平成27年版高齢社会白書」によると、生きがいを感じる時は女性では「孫

ど家族との団らん(55.4%)」、「友人などとの食事、雑談(50.9%)」、男性は「趣味やスポーツに熱

している時(49.0%)」が最も多く、家族との団らんは40.7%という結果が出ました。

 

まとめると、男性は団体行動に慣れておらず、団体行動や社会参加を好まない傾向にあると考えます。この社会参加率の低下により社会での孤立化を高めてしまい、2017年の調査結果では高齢者の孤独死の割合が男性が女性を2倍近く上回る結果となっています。

 

Q&A 当院リハビリ科での活動

 昨年4月より開始し、今月で17回目となりました。

参加者は5090歳代の男性で510名程度が毎月参加して下さっています。

内容は座ってでも出来るストレッチや運動、転倒予防や日常生活指導など休憩を交え行っております。

 ~内容~

 ・ストレッチ、上肢(肩甲帯・手指)運動(認知機能向上目的):10分

 ・姿勢確認 before

 ・骨盤、腰椎体操(前後傾、側屈、回旋)

 ・姿勢確認 after :10~15分

 ・全身運動  :10分

 ・ラダー   :15~20分

 

 

日時: 毎月第3水曜日 13301500

 

場所: 総合相模更生病院 第2.3会議室

 

会費: 100/

 

 

※参加申し込みは 小山高齢者支援センター白井 まで

 

 042-771-3381